ベストグループ 見聞会講話集

衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第8巻より

2016年(平成28年)2月6日 ベストグループ甲信越地区見聞会 ②

人間関係で負けるのは、あなたが気にするからでしょう。間違った生き方をしていれば恥じるけれど、正しいことをしていたら恥じる必要はありません。人間は皆、考えが違います。間違っている人は人の悪口を言うのです。正しい人は人の悪口を言わないのです。

だから、私はサラリーマン時代、人の悪口を一度も言ったことはありません。「会社が悪い」と言ったことも一度もないのです。だから会社から信用されたのです。上司からもかわいがって頂いたのです。なぜなら、私は上司が大好きだったからです。上司が大好きならば上司から可愛がられるではないですか。

 二十七歳からサラリーマンを辞めて独立をさせて頂いたのには理由があるのです。サラリーマンは素晴らしいのですが、上司によって人生が変わっていくことを、たった四年で感じたからです。妻も、「人生は一生に一度だから一緒にやってみよう」と言ってくれました。

 根底には命を大事にし、人を大事にするとか、社会の役に立ちたいと思って独立しましたから、させて頂くのは当たり前なのです。 「衣食住足りて礼節を知る」と言われます。私は貧しい家庭で育ちましたが、礼儀作法だけは身につけていました。

 ですから、サラリーマン時代でも、朝出社したら「おはようございます」と頭を下げて、少しは礼儀作法を心得ていたような気がします。これはきっと目に見えない力でしょう。生まれ持った性格かも知れません。私は少しだけ品性があったように思います。

 小学校、中学校、高校、大学時代に「あなたはぼんぼんですか?」と言われたこともありましたので、どこかに品性があったのだと思います。つまり、人間は品性が大事かも知れません。品性は小さい時に教えられるものです。私も、感謝するとか、挨拶の仕方など、礼儀作法を貧しいなりに教えてもらったのです。それが社会に出て少し役に立ったのでしょう。

 ですから、独立をさせて頂いても、その月からご利益を得させて頂いたのです。なぜなら、お客様のために仕事をさせて頂いたのですから。お金儲けのために仕事をしたのではなかったのです。お客様に喜んで頂くために仕事をしたのです。

 そうすると、会社はあっという間に成功させて頂きました。二十七歳に独立して最初に作らせて頂いた会社は、五年目、六年目、七年目には、従業員がたった五名でたくさんのご利益を頂くようになりました。

 しかし、私はお金持ちになるために仕事をしたわけではなかったので、「僕はお金持ちになるために仕事をしたのではない。お金持ちになったら人間が悪くなったような気がする。だからこの仕事を引退したい」と妻に言いました。

 私は「仕事を通して人格を磨きたい、仕事を通して社会の役に立ちたい」と思っていたのです。そして、三十四歳の時、その会社の社長を引退しました。「仕事を通してお客様や社会の役に立ちたい」と本当に思ったからです。

 私は飛び込み訪問販売をさせて頂きました。飛び込み訪問販売では、名刺を渡すまでは人間性を見られます。家の扉を叩き、顔を見たら「止めておこう」という人と、開けたくなる人、話を聞きたくなる人、色々あります。笑顔のない人とは誰も話したくはありません。だらしのない格好をしていたら会いたくないでしょう。

 まず、笑顔が大事です。見た目も大事です。でも一番は人間性が大事ではないですか。自分の人格を知らずして生きている方がたくさんいます。

 三十五歳の時に二つ目の会社を作らせて頂きました。資本金一千万円で、四年目で働いて下さった方が五千四百名ということは、並ではありません。それも無借金で経営させて頂きました。売上もたった四年目で五十億円を突破していました。

 その時、妻に「これは僕の力ではない。僕にはあんなにたくさんの人を雇う能力もない。これは目に見えない力で護って頂いている」と言いました。だから良かったのです。その時にどんどん会社は大きくなっていきました。

 そして五年目には一千億円の売上目標を掲げました。そうするとお金の魅力に負けて、俺の力と言い出したのです。「これは目に見えない力だ」と言っていた時には、働いて下さる方々に「皆のお陰だ。ありがとう、ありがとう」と言っていたのです。

 

 

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