ベストグループ 見聞会講話集

衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第9巻より

2017年(平成29年)5月27日 ベストグループ甲信越見聞会 ②

その時に、何が起こっても心が揺れないのが、浄性(じょうせい)(白色、浄いな心)の人間です。柿の木でたとえると、浄性な人は幹が太く、実りの大小で揺れません。総じて実りがあります。「命や真理を知りたい」と思っています。

「一度しかない人生を人類や社会のためにお役に立ちたい」、「日本が道徳に満ちた国になる事と命を大切にする国になる事により、真理の国になる事を心から願い、お手伝いをさせて頂きたい」と思うようになると、大地に根が張ってくるのです。根とは「命」を表します。

大地に命の根が深く張ってくると、この世のことでは揺れなくなってくるのです。浄性な人は命の根が強く、どんどんと張ってくるのです。

そうすると、白色の心の方は誰が見ても人間性が善く、善悪正邪もはっきりしています、社会でも力を発揮して、仕事もできるようになるのです。そして、この世のことで揺れることが少なくなってくるのです。お金の大小で揺らがなくなってくるのです。

白色の心の人は、顔を見たら活き活きしているのです。いつも穏やかでニコニコしているのです。素晴らしい人生を歩んでいるのです。そして、大きな存在感が出てくるのです。

私は三十八歳までは浄性だったのです。「私のような小さな人間が一人で事業を初めて、たった四年で五千四百名の方がどうして働いて下さるのか。これは僕の力ではない。何か見えない力が働いている」と妻に話していました。

三十五歳で二つ目の会社を作らせて頂いて、たった四年目で、売上が今のお金で百億円を突破したのです。それも資本金一千万円で、無借金です。普通ではあり得ないことをさせて頂きました。訪問販売業ではたった四年で日本でトップクラスにならせて頂きました。

こういう素直な時は、多くの方が支えて下さるのです。働いて下さる方々が「この社長は若いけれど、何か良いところがある。支えてあげよう」と言って下さるのです。そういう時は「みんなありがとう。皆さんのお陰です」と感謝するのです。

ところが、三十九歳になって欲が出て、「社員が五千四百名もいたら売上が一千億円いくかも知れない」と思った時に、あっという間に人格が赤色の心(激性)になったのです。飛び込み訪問五年目に一千億円の売上なんて、普通ではあり得ないことなのです。

つまり、白色の心でも良くない目標を持った時に、赤色の心になったのです。そして、「俺は偉い」と威張るようになって人が離れていき、会社が駄目になったのです。

三十五歳に二つ目の会社を作らせて頂いて六年目の四十一歳でした。気がついたら黒色の心(鈍性)の人間になっていたのです。

黒色の心の方のうち、何人かの方は「道徳や命は大切だなぁ」、中には「真理は何か分からないけれど、知りたい」と仰います。人生が上手くいかない時に、黒色の心の方は見えない存在に縋(すが)りつくチャンスを一番多く頂いたのです。

私は黒色の心の人間になって「もう駄目か」という時に見えない存在に縋りついて、あっという間に白色の心に戻ったのです。そして、四十四歳からまた会社を立ち直らせて頂きました。

昔の日本人は「真理を知らずして人にあらず」という言葉を残しておられます。しかし、物質の繁栄と共に忘れていったのです。一番大事な命の存在、道徳を忘れていったのです。

戦争を経験した育ての母は、「人は真理を知るために生まれたのだよ」と教えてくれました。しかし今、その母親が真理を忘れたために、世界は混沌としています。

真理を学び出すと、中から平和な心が生まれてきて、日本は争いのない、素晴らしい国になるのです。そのお手伝いをさせて頂いているのが、ベストグループです。インドの愛する偉大なる御方(おかた)から「世界の見本たる人財をお育てしなさい」と言われたので、私は一生懸命に努力をしているのです。

衣川(大先生)は肉体に付いた名前であり、何の力もありません。この肉体を生かしておられる方の御力(おちから)です。我々はその御方を「命」と言います。その命の存在さえも、今の日本人は忘れてしまっています。なぜなら、命について教えて下さる方がいないからです。