ベストグループ 見聞会講話集

衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第9巻より

2017年(平成29年)6月3日 ベストグループ中部地区見聞会 ①

皆様、おはようございます。人間はみんな必死になって生きています。それも僅かなお金を得るために、必死になって生きている方がとても多いです。

私は事業家時代、お金持ちになりました。反対に、会社が潰れかけて、貯めた会社のお金を全部無くした時期もあります。人間はお金儲けをするために生きているのではないのです。私はそれを当初から知っていました。

私は二十七歳から独立をして、三十四歳までたくさんのお金をお預かりしました。従業員は、営業マンが私ともう一人と、事務員さんが二人、配送の方が一人の、合計五名でした。それでも私は一つも満足しませんでした。なぜなら、仕事に誇りを持てなかったからです。

事業家時代、悪い仕事はしませんでした。良い商品を社会に出させて頂きました。しかし、私は仕事に満足しなかったのです。社会に貢献した証として、仕事に満足するのでしょう。私はお金持ちになったことに満足しませんでした。

三十五歳の時に二つ目の会社を作らせて頂いた時、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」やマーフィーの黄金律など、世の中の成功者の方の書物を読みました。やはり、私の考え方は間違っていませんでした。

ナポレオン・ヒルはアメリカで成功された五百名の方に直接インタビューをして、成功哲学としてまとめました。成功哲学には、お金持ちになることが成功とは書いてありませんでした。

社会的地位を得ることが成功とは書いてありませんでした。「平安な心を手に入れることが成功者である。お金が心の平安の邪魔をするならば、そんなお金は捨ててしまいなさい」と書いてあるのです。お金を捨てるのがもったいないから、アメリカの成功者たちは財団法人を作って、後世にお金を残されるのです。

それが真の成功者です。成功者は平安な人生を生きたいために、一生懸命に生きているのです。成功者の方々は、どうしたら平安の心を手に入るかを努力したのです。

普通は、お金持ちになったら平安の心が手に入ると思うでしょう。しかしナポレオン・ヒルは、「お金持ちになっても平安な心は手に入らない」と言っているのです。

ナポレオン・ヒルの成功哲学には「真の成功者は創造の主の存在を信じている」と書かれています。そして、叡智とは「宇宙を御創りになった主の知識を手に入れること」と書かれています。私はそのために二十四年間、努力させて頂きました。真の幸せとは心が平安になるということなのです。