ベストグループ 見聞会講話集

衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第9巻より

2017年(平成29年)7月22日 ベストグループ甲信越見聞会 ①

皆様、おはようございます。人生は苦しむように創られたということを、まず伝えておかなければいけません。幸せになったら、人間は良い努力をするでしょうか。生まれついて幸せな方は、大人になってもパッとしないと思います。

私は苦労して大きくなっていますから、社会に出たら本当に能力が発揮できるようになりました。私の少年時代は「苦労は買ってでもしなさい」とよく言われました。ところが今の方々は、苦労したらどのように対処したら良いのか分からない方が多いのです。

私は、物質的にはとても貧乏な家に生まれました。六帖一間の小さな家で、親は毎日叩く、蹴るという夫婦喧嘩をしていました。そんな家庭の中でも、私は心が揺らがなかったのです。当時の写真を見ても、良い顔をしていました。

写真を見たら、その人の人格がよく分かります。私は何があっても涙を出さずに、本当に努力をしてきました。それは、育ての母の教えが少しはあったのだろうと思います。

今も物質的にとても貧しいという方がおられますが、我々の少年時代の貧しさとは違います。弟たちは中学を卒業するまで、学費も払っていませんでした。給食費も払っていませんでした。そんな貧乏な家庭でした。それで、二人の弟は少し心が歪みました。しかし、私は全然心が歪みませんでした。

お金の大小で人生が決まるのではないのです。物の考え方が全てを支配するということが、なぜ分からないのですか。物の考え方が人生を左右するのです。

お金が無い方は、お金に人生を懸けるからお金がないのです。反対にお金持ちになったということは、社会や人々に役に立つから成功するのです。

人生は一度しかありません。人生は「人が生きる」と書きます。生きる目的で人生が決まるのです。お金を得ることが目的で生きる人は、お金の増減で苦しむのです。目的で人生を狂わせるのです。

たとえば家族が大事だという人は、家族が病気になったらめちゃくちゃ苦しみませんか。家族に何か良くないことがあったら、めちゃくちゃ不安になりませんか。

家族に焦点を絞った方は、家族のことで一喜一憂しませんか。家族にもしも病気があったら、「何とかしてほしい」と言って、あちらこちら走り回るのです。

仕事に人生を懸けている人は、仕事は良くなったり悪くなったりするから、仕事でいつも一喜一憂しているのです。体に人生を懸けている方もおられますが、体の健康を維持できるという人は、数少ないです。

執着する対象によって、あなた方は喜んだり苦しんだりするのです。この世の中で成功する方はあまりいないではないですか。大半の方が苦しんでいるではないですか。