ベストグループ 見聞会講話集

衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第8巻より

平成28年3月27日 ベストグループ関東地区見聞会①

皆様、おはようございます。全国を回って色々な人を見てきていますが、人間性の善い方に巡り遭うことはあまりありません。病気の方、「お金、お金」と言う方、家族の問題を抱えた方、未来への不安を抱えた方、中には少し良いことがあったら「今、幸せだから」と言って、一時的な幸せで満足する方々が多くいます。本当に人間の生まれた目的を知った方に会ったことはあまりありません。皆、あくせくして生きておられます。

少し仕事が良くなったら「私は一人前だ」と言う方がおられます。しかし、私から見たら「本当かなぁ」と思うことが、多々あります。人間は良いことが続くと良い顔になり、良くないことが続くと落ち込みます。良くないことが起こっても落ち込まない人間になる方が素晴らしいではないですか。

人生は本当に儚いものなのです。儚い人生を我々は儚いお金に人生を懸けたり、儚い人生を仕事に懸けたり、儚い人生を家族に懸けたり、この世の儚い無常なるものに人生を懸けているから、皆さんはいつも悩み、苦しむのでしょう。

人間は生まれたら死にます。短い人生の中で、人は何のために生きてきたのだろうか。私は事業をさせて頂いて四十四年経ちましたが、自分の利のために事業をしたことはありません。

「お客様に満足して頂けるような仕事をしたい」、「社員さんを幸せにしてあげたい」と努力をしていた時は、会社を大発展させて下さいました。一人から始めた会社でしたが、四年目では働いて下さる方々が五千名を突破しました。それも資本金一千万円で、無借金経営をさせて頂きました。普通ではあり得ないようなことをさせて頂きました。

しかし「俺は偉い」と思った時に敗れ去っていきました。たくさん貯めた会社の財もあっという間に、全て無くなっていきました。その時に、そのまま潰れる方とそこから立ち直る方がおられます。

会社が潰れかけて、もうダメだというところまで追い込まれました。五千名以上働いて下さった方々が二百名になり、もう何もかも失っていきました。

当時、私は別会社で自己啓発の会社も作らせて頂きました。七年間で一泊二日の研修で六万人の方のお手伝いをさせて頂きました。でも、一番変わらなかったのが主催者である私でした。

自己啓発は心の追究ですから、良いことが続けば善い心が出るし、優れないことが続けば善くない心が出ます。そして、また良いことが続くと慢心します。このように、人間は心に支配されているのです。

人は一時的には変わるけれど、本当に変わる人は数少ないのです。どんなに良くないことが起こっても、心が揺れない人間になれば素晴らしいだろうと思います。何が起こっても心がいつも平安であれば、どんなに素晴らしいことでしょう。

自己啓発は自分を善い心に支配させようとするのです。それは一時的には良いのですが、二、三週間経ったら元に戻っていくのです。私自身が変わらなかったのです。しかしありがたいことに、会社を立ち直らせて頂きました。

なぜなら会社が潰れかけた時に、自分の人格が悪くなったことに気づいたからです。「素晴らしい人格者になりたい。永遠に幸せになる方法があったら学びたい」と思うようになりました。 あなた方はそのように考えたことがありますか。「心配不安のない人生を歩みたい」と、皆様は考えています。

しかし、人間は心に支配されています。成功者の心に支配されたら、一時的に成功します。一方、失敗者の心に支配されたら、どれだけ努力をしても失敗します。皆、その心があることを知らないのです。

失敗者の心に支配されているから色々な艱難辛苦を経験するのです。成功者の心もあるのですが、成功と失敗は表裏一体ですから、成功は長くは続かないのです。一時的には成功するけれど、ほとんどの方は失敗します。

船でたとえると、船がひっくり返って沈んだわけですから、沈んだ船を自分の力で元に戻すことはできますか。できないと思います。ひっくり返った船を元に戻すには、何らかの力が必要なのです。

成功した方が失敗をしてまた立ち上がる方は、百名に一人くらいしかおられません。失敗したら百名に一人くらいしか立ち上がれません。百名のうち一人はどのような人生を歩まれたかを、あなた方は知っていないのです。

 

 

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※2016年(平成28年)3月27日ベストグループ関東地区見聞会 ①②③は、2019年11月11日までの掲載です。