ベストグループ 見聞会講話集

衣川晃弘大先生「21世紀を幸せに生きる」第7巻より

平成26年 5月28日 ベストグループ沖縄地区見聞会②

地球も始めがあるのです。地球ができて四十六億年が経ったと言われています。いずれ地球は無くなります。宇宙科学では、太陽は五十億年前にできたと言われています。

宇宙にはたくさんの星があります。その星々は太陽と同じように自ら燃えている星です。一銀河系には一千億個の太陽があるそうです。その太陽が燃え尽きて、あちらこちらで消えているのです。そして、新しい星もできているのです。

宇宙は百三十七億年前にできたと言われています。宇宙ができたということは、終わりがあるということです。 このように、始めがあるものは必ず終わりがあるのです。あなた方は始めがあって終わりがあるものに意識を向けているから、いつも悩み、苦しんでいるのです。形あるものは壊れるのです。

では、あなたが今一番意識が向いているものは何ですか? お金は増えたり減ったりするものです。でも、お金は悪いとは一言も言っていません。でも、お金が必要ならば、お金が集まるような人間性になったらどうかと言いたいのです。そのような人間性にならないで「お金、お金」と言っても、人は寄って来ません。「お金、お金」と言う方にろくな者はいないと昔から聞いたことがあります。

「お金、お金」と言う方は、一時的には良いことがあっても最後にはお金が無くなっています。「人間性が大事です」と言う方に、ベストグループに参加して頂きたいのです。この世の物に焦点を絞っている方は儚(はかな)いものに焦点を絞っているから、必ず悩みや苦しみがあるのです。

目に見える物は必ず壊れます。壊れる物に焦点を絞った方はどうしても悩みや苦しみが多いために、真実の話をしても理解できないのです。

仕事に生きがいを見出している方もおられます。仕事を通して自分の欲望を達成するわけですが、それは潰れていく可能性があるのです。中には仕事を通して社会の役に立つ仕事をしたいという方もおられます。

私の場合は、仕事を通して社会の役に立ちたいという思いが少しはあったので、仕事でお金儲けをしようとは思ったことがありませんでした。「とにかく良い仕事をしたい」「社会の役に立つような仕事がしたい」としか考えたことはありませんでした。

「男は仕事を通して人格を磨くものだ」とか、「仕事を通して男は成長できる」という考え方をしてきたものだから、仕事をしても成功させて頂きました。

ですから、当時の私には純粋さがありました。その時の私の顔は活き活きしていたのです。いつも目がキラキラと輝いていました。「目が生きている」とよく言われました。素晴らしい人生の目標を持った方は目が生きているのです。

しかし、この世の物に焦点を絞った方は悲しみ、苦しむために生きているのです。そのような方は、悩みや苦しみから解放されないのです。それが現状なのです。

 

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